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ジャニーズWESTメンバーの歌声を綴る~声の特徴や音程、合う曲は?全員歌が上手い?

 

こんにちは!美空 (@misoraj_west)です。

今回は、「ジャニーズWESTメンバーを綴る回」に続き、各メンバーの歌声について綴っていきたいと思います。ジャニーズWESTの歌声をそこまで詳しくは知らない方には入門的に、もはや何でもござれ博士レベルの方には「へ~そういう風に思う人もいるのか」と軽い読み物として、お楽しみいただければ幸いです。

 

0.ジャニストさん、歌上手すぎな件

まずですね、ジャニストさん、歌上手すぎな件についてです。

バラエティーや個人のドラマとは違い、歌番組には主にグループ全員で出演し、割振りは違えど全員が歌うことになります。そもそも歌というものは、好みこそあれ「上手い」「下手」の判断が付きやすいものなので、1人でも上手くないメンバーがいると目立ってしまう…なんてこともあるんです。その点、ジャニーズWESTの「1人残さず上手い」というところは非常に大きな強みになっています。

こんなにも漏れなく全員が上手いグループって、なかなかないと思うんですよ。音楽番組『MUSIC FAIR』(2019年)にて実力派人気歌手のCHEMISTRYさんとのコラボで歌った「Point of No Return」に衝撃を受けましたね。いや~上手い。上手すぎる。出だしからの照史くんにやられ、神ちゃんにやられ、堂珍さんにやられ笑。かなり実力があると言われるCHEMISTRYさんと比べても全く遜色のないパフォーマンスはさすがで、原曲に忠実であろうとする姿勢が、ジャニストさんのお仕事に対する真摯な向き合い方を良く表していました。

また、お笑い重視のジャニストさんが歌激ウマというギャップの破壊力もありますよね。ちなみに、想定されるフローは以下のとおりとなっております。今読んでいただいている方の中に、まさにこの流れのとおり!という方はどれほどいらっしゃいますでしょうか…?

  1. 音楽番組に出演
  2. 世間の方々が「歌上手いね」(しかも顔も良いね)となる
  3. 興味を持ってもらえる
  4. 他のバラエティー番組などでジャニーズWESTのバラエティー力を知る
  5. ギャップ萌え
  6. ハマる
  7. ジャス民誕生

 

1.各論(各メンバーの歌声を綴る)

今回はまず各メンバーの歌声を見ていき、その後でまとめという流れになっています。なお、少なくともジャニーズWESTに関して言えば、全員上手すぎて客観的な歌の実力順とかは存在せず、あるのは好みの程度だけだと思っているので、年齢順に記載しています。

中間淳太さん

「Mr.音源」と呼ばれることが多い淳太くん。この呼び方は音程の意味合いで使われることが多いようですが、歌い方と声質も非常に一定しています。歌声を一言で言うと、「角がなく、語りかけるような飾らない声」。取り繕ったりしない正直な性格がよく表れています。歌というよりは音に乗った言葉として聞こえることが多く、歌心が高くあるかと言えばそうではないかもしれませんが、その分1番歌詞が聞き取りやすく、伝わりやすい。歌によって雰囲気がガラッと変わることからも、歌詞の意味を噛み締めて、よく考えて歌われているんだろうなと思います。角がなくふわっとした綿あめみたいなお声なので、誰の声とも違和感なくぴったり馴染むのが最大の特徴です。たまに、あれ?これ◯◯が1人で歌ってるのかな?と思って良く聞けば淳太くんとのユニゾンだった、なんてこともあるくらい。一緒に歌う相手の良さを消さずに引き立てる、まさに淳太くんのトークスタイルですね。

 

淳太くんの歌声には、どんな曲でも合います。それは、淳太くんがそれぞれの歌に自然に自分を合わせにいくことが出来るから。強いて言うならば、ゆっくり歌詞を聞かせるタイプのしっとりした曲が良いですね(私の好み)。バラードでは絶妙な甘さと大人の色気を出されるので、木山裕策さんの「home」(サビ「帰ろうか、もう帰ろうよ」で有名な曲です。)や、平井堅さんの「瞳をとじて」とすごく相性が良いと思います。語りかけるような優しい歌声が発揮されそうですよね。

全然関係ない話ですが、「お好み食べてオモロなるぅ~♪」の淳太くんパートが頭から離れない病に時々なります…笑。

あと、マイクの持ち方が非常に可愛い。

 

濵田崇裕さん

「ジャニーズWEST美声三銃士」の一人で、普段の三枚目キャラとのギャップで数々の人を落としてきた方。私見ですが、ジャニーズWESTの中で1番「イケメンな歌声」です。その歌声は、「艶のあるセクシーな雄声」。(性別によって区別をするのはあまり好きではありませんが、)濵ちゃんはすごく男性的なお声をされていますよね。中性的なお声の方が多いジャニストさんの中で、幅と色を与えています。この意味では、濵ちゃんがジャニーズWESTの歌声のキーマンと言えるのではないでしょうか。また、濵ちゃんは音域が広く、音程も安定しています。淳太くんが自然に歌声が曲の雰囲気に合っていくタイプだとすれば、濵ちゃんは歌によって意図的に声や歌い方を変えていくタイプの方だと思うんです。その分声や技術のポテンシャルに奥行きがあるということで、歌声のコントロールが上手いです。ハモりではそのポテンシャルが存分に発揮されていて、歌うことが好きなんだろうな、と1番感じさせてくれる方。

 

そんな濵ちゃんの歌声と相性の良い曲は、レミオロメンさんの「粉雪」、MONGOL800さんの「小さな恋のうた」、Mr.Childrenさんの「Tomorrow never knows」「抱きしめたい」。特に中低音の色気と艶が大好きなので、サビ前で中低音を聞かせて、サビで感情を爆発させて高音で魅せる、という曲だと濵ちゃんの魅力が120%堪能できると思います。どれも歌が上手くないとなかなか歌えない曲なのですが、濵ちゃんならという期待を込めての選曲です。濵ちゃんの、歌声への感情の込め方がすごく好きです。

 

桐山照史さん

言わずもがな「ジャニーズWEST美声三銃士」の一人。安定感の塊です。一言で歌声を表すとすれば、「角のない、丸く包み込むような声」。同じような歌声をお持ちの有名歌手としては、コブクロの黒田さん(長身サングラスの)やいきものがかりの吉岡聖恵さんが挙げられると思います。似ている方からして上手いですね笑。普段の優しい話し声そのままで、歌声にも優しさと温かさ、明るさを感じ取ることができます。音程も完璧で、不安要素が一切ありません。よく歌い方が特徴的であると言われる照史くんですが、その原因はしゃくり(音の出だしをあえて低くして上げていく)やこぶし(音の途中で上げ下げする)等のテクニックの多用にあります。しんみりとしたバラードにおいてこぶしを効かせ過ぎて少し演歌調になってしまうことがあり、好みが別れるところだそうですが、それだけご自分なりのアレンジを加える余裕があるということ。歌によって声質や歌い方が劇的に変わるタイプではないとも言えますが、歌を自分色に染めて自分を表現してこそ真のアーティストですよね。

 

照史くんにはコブクロさんの曲が似合うな、歌って欲しいなと良く思うのですが、先述のこぶし等の技術の使い方が、コブクロの小渕さん(比較的背が小さくギターの)に似ているからなのではないかと想うんです。一音一音がほんの気持ちだけバウンドする感じ。なので、コブクロさんの曲を照史くんの声で簡単に脳内再生出来るし、特に「陽だまりの道」「風見鶏」なんかとっても素敵だろうなあ。あとは、スピッツさんの「チェリー」、森山直太朗さんの「さくら」、アンジェラ・アキさんの「手紙」なんかもの凄く合いますよね。照史くんの歌声には、爽やかで、力強いメッセージのこもったポジティブな曲がぴったりだと思います。個人的に1番好きなのが照史くんの歌声です。

 

重岡大毅さん

おそらく異論なく、ジャニーズWESTの中で1番甘くアイドルらしい声の持ち主。グループのセンターとして他のメンバーに比べて歌割が多く、出だしやサビなど大事なところを任されることが多いしげちゃんの歌声は、「繊細で優しく芯のある声」。壊れそうなくらい繊細で、優しくとろけそうなくらい甘いのに、しっかり芯のあるお声をされています。各論4人目ですが、皆さん性格や人となりがモロに歌声に表れていますよね。しげちゃんは、普段話しているときの声はかなり特徴的ですが、歌ではそれが良い方向に活きています。歌声が昔から1番変わったのがしげちゃんだと思っていて、どんどん力強さや声量が出てきているので、かなり努力されたんだと思います。生歌のバラードでは、少し苦しそうな顔をして歌われている印象がありますが、緊張する場面で、かなりのハイトーンを地声かつ美声で出すことが出来るのは本当にすごいと思います。あとは、ポップな曲でのお茶目なお声も明るくて素敵です。

 

やはりしげちゃんと言えばバラードで発揮される甘く優しい歌声ですが、似合う曲としては、敢えてMr. Childrenさんの「終わりなき旅」、ゆずさんの「栄光の架橋」を挙げてみました。歌詞が重岡大毅なんです。そして、高音のイメージが強いしげちゃんですが、中音域の透明感がハンパないので、そこが活きるようにという意味も込めています。歌詞に感情移入して歌われるので、聴く人の心を捕まえて離さない、そんな曲がぴったりだと思います。

 

神山智洋さん

「ジャニーズWEST美声三銃士」最後の一人。神ちゃんの歌声は、「エッジの効いた心に響く切ない声」人の心に訴えかける、いわゆる「切な声」を出せるのも才能なんです。神ちゃんは基本的にすべての音が少し高めに当たっています。世間一般的にどうしても低めのピッチになってしまう人が多い中、このタイプの方は割と珍しく、このほんの少しの高さによって聞き心地が良くなるそう。これこそが、心に浸透する化粧水のような歌声と言われる所以なのかなと思います。決して音程が外れている訳ではないのですが、この特徴ゆえにユニゾンではやや目立って聞こえることもあります。同じ三銃士の中でも濵ちゃんとは違い、女性のような歌声をされているのも特徴かと思います。演技と同様、神ちゃんは歌によって印象をガラッと変えられていて、ゴリゴリの曲ではザ・格好良いお声をバチバチにかましてきてくれます。間違いなく、神ちゃんの歌声はジャニーズWESTのスパイスになっていますね。

 

似合う曲は、AIさんの「story」、My Little Loverさんの「Hello, Again~昔からある場所」。オラオラ系の曲もバッチリキマるのでしょうが、やっぱり女性シンガーの曲が合うなぁと思わせるのが神ちゃんの歌声です。どこかしらイノセンスさを感じさせるその歌声には、優しく強く切ない、女性目線の曲が似合うと思います。

 

藤井流星さん

弾ける低音の魅力。流星くんの歌声は、「しっとりと温かく癖になる深い声」。声質から好みが別れるということを良く耳にしますが、歌心はメンバーの中でもかなり高い方だと思います。ご自分の中で1曲1曲のイメージがしっかりと出来上がっていて、それがとても良く伝わってくるので、歌への対応力が1番高いんだと思います。低音の響きはもちろんのこと、高音ではハッとするほど引き込まれるのが流星くんのお声。どうしても癖になるんですよね…。

 

低音ラップも素敵ですが、相性の良い曲としては、ゆっくりとして深みのある、斉藤和義さんの「歌うたいのバラッド」、山崎まさよしさんの「One more time, One more chance」があるかなと思います。カラオケでこんなの歌われたら、落ちない人はいない。

 

小瀧望さん

実年齢よりも大人びて見られることが多いのんちゃんですが、歌声を聞くとフレッシュだな~とほっこりします。歌声を一言で表すならば、「素直で甘く明るい声」。少し声が上ずるところがありますが、声優さんのようなイイ声をされていて、人としての素直さや明るさが全面的に伝わってきます。きっとこれからどんどん人生経験を積まれて、もっともっと渋さや艶が出てくるんだろうなと、そのポテンシャルに震えがとまりません。震えと言えば、のんちゃんはビブラートの使い方が非常に上手で、ロングトーンが非常に豊かなところが特徴的です。

 

のんちゃんには、キロロさんの「Best Friend」、back numberさんの「ヒロイン」がぴったりです。前向きでストレートに伝わってくるような曲との相性が凄く良いと思います。

 

2.総論(グループ全体・まとめ)

さて、各メンバー個人の歌声を見てきた訳ですが、皆さんはどなたのお声がお好きでしょうか。くどいようですがジャニストさんは皆さん歌が上手なので、担当のいるジャス民さんには「歌声が1番好きなのは実は担当じゃない」ということもあるのではないでしょうか。

そんなジャニーズWESTグループ全体の歌声は、ジャニーズでもトップクラスに上手いと思います。曲によって雰囲気がガラッと変わって、それぞれの得意分野によって引っ張っていく(歌声が1番聞こえる)メンバーが違うんです。明るい曲だと圧倒的に照史くんがリードしていて、切なく情熱的な曲では濵ちゃん・神ちゃん、しっとりしたバラードではしげちゃん…と言ったように。これは、お互いに高め合って補い合ってどんなジャンルでも最大限のパフォーマンスが出来るという、グループとしての最高の強みです。音楽番組でもほとんど生歌を披露するほどの実力を持つジャニーズWESTさんの、圧倒的な歌唱力に今後も注目必須です。

 

 

各メンバーの性格などを綴る回はこちらから。

 

 (随時更新中につき、第6・7回は近日公開予定です。)